MOMENT

ショールームの役割は、俄かな知識を確かな実感に変えること。ヴェルニュの製品の特徴である「ミラー越しに映像を映し出す技術」を明快に伝えるため、「空っぽの空間」をデザインした。そこには仕様を説明する文字情報も無ければ、製品すら見当たらない空地である。来訪者は最初に空虚を感じるが、解説と共に浮かび上がる文字や映像に呼応しながら徐々に好奇心を高めていく。ルーム1で製品の特性を体験し終えると、スタッフのみが知る合図で隠し扉が開き、ルーム2が現れる。BARカウンターで製品を眺め、リラックスしながら接客を受ける。手に触れる機能や化粧室の衛生機器など、ヴェルニュの活躍が期待できる場面の細部に渡り積極的に製品を搭載し、ショールームの意義を深堀していった。運営側の視点に立ち、ドラマチックなプレゼンテーションができる空間となっている。

VERNU

2017
クライアント : ベルニュジャパン
写真 : 荒木文雄 / MOMENT